検索サジェストに「ツヴァイ ひどい」と出てくると、入会前から不安になりますよね。
しかし口コミや公式データを見ていると、悪評には誤解や情報不足が混ざっていることが見えてきます。
本記事では口コミや公式サイトの情報を基に、ツヴァイの“ひどい”ポイントをデータで検証します。
ツヴァイとは?

会社概要と会員数の推移
ツヴァイは1984年に誕生し、2020年にIBJグループへ株式譲渡されました。
IBJ統合後はシステム面と店舗網の両方が刷新され、オンライン完結機能と全国50店舗以上で展開しています。
最新の登録会員数は自社とIBJ連携で計102,000人と公表されました。
老舗の結婚相談所として根強い人気があります。
サービスの特徴とコース体系
ツヴァイの基本コースは2種類で「紹介プラン」と「IBJプラン」があります。
紹介プランはツヴァイ会員と出会え、IBJプランではIBJ会員との出会いも期待できます。
機能としては、基本的には3つの検索エンジンを組み合わせて利用します。
条件マッチングは年収、学歴、職業、居住地、身長、婚姻歴など7項目の数値条件で毎月紹介してくれます。
価値観マッチングは32問の性格診断でマッチング度を%表示し、顔写真後出しで内面重視の出会いを提供します。
印象マッチングはいわゆる「インプレッション検索」で、プロフィール写真、ボイスメッセージ、趣味タグ、ライフスタイルアイコンをベースに直感的に探せる機能です。
更に有料オプションを使うことによって紹介書が増量されたり、お見合いのセッティング機能が使えたりと機能が増えます。
ツヴァイが「ひどい」「やばい」と言われる理由

検索サジェストにネガティブワードが残る仕組み
Googleでは過去一定数以上検索されたキーワードを組み合わせてサジェストを生成します。
ツヴァイはブランド名が短く、派生語を付けて調べる人が多いため、イメージワードが残りやすいと言えること。
また、結婚相談所は利用金額が10万円以上になるため“やばい”などネガティブ表現で失敗談を探したい心理が働きやすいと行動経済学の観点でも説明できます。
しかしサジェストは検索回数の単なる総和であり、ユーザー満足度やクレーム件数を直接示すものではありません。
口コミサイトに多い不満トップ3
口コミをまとめてみると、不満のトップは「紹介精度が低い」、次いで「カウンセラーとの温度差」、「料金が高い」などでした。
「紹介精度が低い」と感じた投稿者については“年収700万円以上”や“同県在住”“初婚のみ”など複数の条件を加えており、母集団が小さすぎることが原因と推測されます。
相手への条件が多い場合、「思ったような人がいなかった」「期待するような人が紹介されない」という不満につながります。
どのような人が紹介されるかは、無料の面談でも案内してもらえるので、自分の条件が厳しいかもと感じる方は無料面談で条件が適切か確認してみると良いでしょう。
カウンセラーへの不満は「LINE返信が遅い」「提案がテンプレ」といったコミュニケーション面の指摘が中心です。
しかし、カウンセラーは担当を変えることができますので、担当を変えることでリスクは大幅に下がりそうです。
料金面では「初期費用13万円は高い」の声が見られました。
IBJプランでは成婚料220,000円も高いという意見があるようです。
料金は入会前にわかることですので、自分の予算や他の結婚相談所とよく比較してみると良いでしょう。
結婚相談所全体に共通する旧来の偏見
2000年代初頭の婚活市場は情報の非対称性が大きく、入会金数十万円+情報提供料+成婚料という高コスト体質が主流でした。
当時の口コミや週刊誌報道が「相談所=高いのに成果が出ない」という負のイメージを形成し、ネット掲示板へ転載されたことで“ひどい”“やばい”という定型文が拡散しました。
しかし現在では結婚相談所は、結婚に真剣な男女が出会う場所として、多くの人が活用しており一般的な選択肢になっています。
ネットの意見は、過去の偏見から「ひどい」「やばい」というイメージが先行している場合もあることを頭に入れておきましょう。
悪い口コミから読み解くデメリット

カウンセラー対応のばらつきと担当変更の手順
ツヴァイのカウンセラー1人で何人もの対応をしているため、人によっては負荷がかかる月もあります。
このためレスポンス速度や提案密度にばらつきが出やすいということもあるようです。
また、担当者自体と相性が悪かったり、提案や指摘がキツいと感じる場合はカウンセラーとのやりとりが不満になってしまいます。
そんな時、解決策として推奨されるのが「担当者変更制度」の活用です。
手続きは会員専用ページの問い合わせフォームから「担当変更希望」と記入するか、支店長に直接電話で依頼することで変更ができます。
カウンセラーに不満がある場合は、我慢せずに変更をお願いしてみると良いでしょう。
料金が高いと感じる人の共通点
料金に対する不満投稿を詳しく読むと「活動3か月で成果ゼロなのに初期費用が回収できない」という声があったりと、投資対効果の観点で納得できないケースが大半でした。
一方で活動を継続して成婚できた人にとっては、「コストに見合った価値があった」と回答することが多く、短期で成果を求めすぎると“不満爆発”に直結することが分かります。
活動初期は振り返り面談を必ず利用し、すぐに結果が出なくても改善しながら継続してみるのも良いでしょう。
料金が高く、成果も出ないまま退会した人は「高かった」という評価になり、料金が高くても最終的に成果が出た人は結果的に料金に納得するようですね。
紹介精度が低いときの改善策
ツヴァイでは、条件マッチング・価値観マッチング・インプレッションマッチングなど複数の紹介が利用できます。
紹介される人の精度が低いと思う場合、自分の条件や価値観を変更してみると良いでしょう。
その際、登録写真が古い、自己PRが20文字以下、希望条件が厳格すぎる、などの問題があるとAIの推薦優先度が下がる場合もあるので、自分のプロフィールは万全にしておきましょう。
「写真はプロに依頼した最新のものに」「自己PRを120文字以上に更新」「希望条件を7項目から4項目に減らす」などを行うことで希望の人に出会える確率も上がっていきますよ。
紹介精度が低い場合は、直接カウンセラーに相談してみるのも良い手です。
良い口コミが示すメリット

会員データの質と成婚実績
ツヴァイの会員数はIBJ会員と合わせて10.2万人で、会員数も成婚数もNo.1と公式サイトで公表されています。
会員数の多さはポジティブな要素ですね。
成婚率は2018年時点で42.3%と公表され、それ以降は成婚者数が公表されており、1年間で約3,000組の成婚が生まれています。
会員数も成婚実績も多いため、「ツヴァイで成婚できた」という口コミも多くあります。
勧誘がしつこくないという体験談
無料カウンセリング後にしつこい勧誘がなかったという体験談もありました。
結婚相談所は費用がかかる分、じっくり検討したいという人が多いですが、強引に勧誘・営業されてしまうと悪い口コミにつながります。
ツヴァイは他社で強引な勧誘に辟易した人には好都合で、口コミでも「自分のペースで判断できた」と高く評価されています。
ただし、店舗や担当者によって勧誘の度合いは違いますので注意しましょう。
IBJ連携で出会い幅が広がる仕組み
IBJシステムとの連携により、出会いの幅が大幅に広がりました。
結婚相談所では理想の相手に出会えるかどうかが大きなキーとなりますので、出会える人数が増えるほど可能性が上がることになります。
IBJと連携したことにより「沢山の人が登録していて安心できた」「理想の人と出会えた」という口コミも増えているようです。
費用・プランを他社と比較
初期費用・月会費・成婚料の総額シミュレーション
ツヴァイがひどいと言われる理由の1つに料金の高さがありますが、実際はどうなのでしょうか?
30歳女性、活動期間12か月、成婚退会で試算してみましょう。
ツヴァイの場合、初期129,800円+月17,600円×12=341,000円 成婚料220,000円で、総額561,000円となります。
ただし、成婚料はツヴァイ会員と成婚した場合はかからないため、その場合341,000円となります。
オーネットの場合、初期129,800円+月19,250円×12=360,800円 成婚料220,000円で、 総額580,800円です。
ツヴァイより少し高いですね。オーネットの場合も成婚料はオーネット会員と成婚した場合は無料となります。
次に、高価格帯と言われるIBJメンバーズと比較してみましょう。
IBJメンバーズの場合、初期252,450円+月17,050円×12=457,050円 成婚料220,000円で、 総額676,050円となります。
この中では一番高額となります。IBJメンバーズはサポートも手厚く、入会にも条件がある結婚相談所です。
最後に、最近人気のオンライン結婚相談所naco-doと比較してみましょう。
naco-doの場合、 初期29,800円+月14,200円×12=200,200円 成婚料0円で、 総額200,200円です。
naco-doは初期費用が安く、成婚料もかからないため、トータルコストで見るとかなりコスパが良いですね。
オンライン結婚相談所は店舗がありませんが、オンラインでのサポートを受けられます。
ツヴァイが料金面でひどいという口コミもありましたが、店舗型の結婚相談所の中では平均的な金額と言えるようです。

「ひどい」と後悔しないために
無料相談で確認すべきチェックリスト
ツヴァイに入会して「ひどい」と後悔しないために、無料相談時に聞きたいことをしっかり質問することが重要です。
特に自分の条件や理想をしっかりと伝えて、「紹介サンプルを見せてもらえるか」と質問し、実際に自分の条件で出会えるのかを確認してみましょう。
また、料金面の不安を払拭するために、「追加オプション料金は何があるか」を確認したり、トータルコストの確認をしておくのも良いでしょう。
無料相談時に料金面と紹介できる母数をしっかり問い合わせておくことで、実際に入会した後の後悔が防げるでしょう。
カウンセラーと相性が合わない場合
結婚相談所において、担当のカウンセラーの存在は重要です。
カウンセラーにどのようなサポートをしてもらえるのかについても、無料相談でしっかりと確認しておきましょう。
サポートの頻度、サポートの方法、どのような内容を質問していいのかなど、具体的に確認しておくと安心できます。
また、実際に担当のカウンセラーとの相性が悪いと感じた場合はどうやって担当を変えてもらえるのかも確認しておくと良いでしょう。
入会後、担当替えを要望するときは、感情ではなく事実を中心に箇条書きで伝えるとスムーズです。
例:「提案内容が希望条件と一致しないことが複数回続いたため、別の視点を持つカウンセラーを希望します。」
こう書くだけで理解が得られやすいですよ。
変更ができると思っておけば、相性による不安は払拭できそうですね。
自分に合う紹介方法を選んで失敗を防ぐ
オフラインで実際に出会って活動するのが得意な人はパーティーやイベントを活用したり、オンラインが得意なら条件マッチングを中心にするなど“自己分析先行型”が成功の鍵です。
価値観が重要なら価値観マッチング、見た目の印象が重要ならインプレッションマッチングと、紹介方法は自分に合うものを選択し、理想の人と出会えないというリスクをできるだけ減らすようにしてみましょう。

まとめ
データ、口コミ、制度を総合的に検証した結果、ツヴァイが「ひどい」と断定できるエビデンスは見つかりませんでした。
不満の大半は担当者相性や条件設定の厳しさに起因し、制度・機能を正しく使えばリスクは大幅に低減できそうです。
しかし、ツヴァイに入会しても良い相手に出会えず、料金を払って活動したけれど退会してしてしまったという人も少なくありません。
そうなってしまうと「出会えなかった」「料金が高かった」という不満だけが残ってしまいます。
結婚相談所は安いものではありませんので、入会する前にしっかりと事前確認をしておくのが大切です。
噂を鵜呑みにするのではなく、自身の目でサービスを見極め、後悔しない婚活をしてくださいね。
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