1. 結婚相談所の成婚率とは?

結婚相談所の成婚率の定義

結婚相談所の成婚率とは、入会した会員が成婚、すなわち結婚を前提としたパートナーと出会って退会する割合を指します。

成婚は正式な婚約や結婚に至るケースが多いですが、結婚相談所によって「成婚」の定義に違いがあることもあります。

結婚前提で成婚退会をしても、その後結婚に至らないパターンがあったり、実際に入籍をすることで成婚という判断をしている相談所もあるようです。

成婚率の計算方法

成婚率は、一般的に「成婚した会員の数 ÷ 全体の会員数 × 100」で計算されます。

どれだけの会員が成婚に至ったかを示す指標です。 ただし、計算方法は相談所によって異なることもあり、例えば1年間の成婚率を基にするか、特定の期間内のデータに基づくか、全体のデータなのかによっても違いがあります。

成婚率の平均は?

結婚相談所の成婚率の平均は、一般的に15%から30%程度と言われています。

しかし、この数値は結婚相談所の成婚率の算出の仕方によっても大きく異なります。 結婚相談所ではなく、マッチングアプリを利用した際の成婚率は2%から5%程度という情報もあり、相談所を利用することで成婚率が上がることは間違いないでしょう。

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2. 成婚率を左右する要因

成婚率が高い結婚相談所の特徴

成婚率が高い結婚相談所にはいくつかの共通点があります。 まず、会員一人ひとりに専任のカウンセラーが付き、定期的に面談を行いながら婚活をサポートしてくれることです。

自己流で婚活をするよりも、個別のニーズに応じたアドバイスやマッチングを行うことで、客観的な判断を取り入れながら活動をすることができ、成婚率も上がります。

また、質の高いプロフィール作成や、しっかりとした相手の情報提供も成婚率を高めるポイントです。 お見合いの頻度を高めたり、活動中に問題があれば柔軟に対応してくれる相談所を選ぶのもポイントでしょう。

成婚率を下げる要因

一方で、成婚率を下げる要因にはいくつかの要素が挙げられます。 まず、プロフィールに問題がある場合です。例えば、写真が不自然だったり、情報が不十分だったりすると、魅力が伝わらず出会いのチャンスを逃してしまいます。

また、受け身の姿勢や消極的な行動も成婚率を低下させます。結婚相談所に入ったからといって、お見合いの数が少なかったり、自ら積極的にアプローチしないと、出会いの機会を十分に活かせないことが多いです。

カウンセラーのアドバイスを取り入れず、自己流の判断をしてしまう人も成婚までの道のりが遠くなってしまうことが多いでしょう。 結婚相談所のカウンセラーは、婚活のプロですので適切なアドバイスをしてくれるものですが、自分の判断を譲れなかったり、素直に意見を取り入れられない人は婚活に苦戦する人が多いようです。

利用者の年齢や条件の影響

利用者の年齢や希望条件も成婚率に大きく影響します。

例えば、一般的に年齢が上がるほど、経験値も上がる分、相手に求める条件が厳しくなりがちであったり、その結果、成婚率が低くなる傾向にあります。

また、具体的な条件を決めるのも大切ですが、あまりにも高い条件を求めすぎると、マッチングのチャンスを逃してしまう可能性があります。

逆に、柔軟な条件を持ち、コミュニケーション能力に優れた人は、年齢に関わらず成婚しやすい傾向があるようです。

ある程度理想を持ちながらも、状況によって柔軟に対応できる人は短期間で成婚しやすいでしょう。

3. 成婚率を高めるための婚活戦略

プロフィールの作成方法

プロフィールは婚活の第一印象を決める重要な要素です。 お見合いに至るまでに、まず最初の第一印象は写真です。 写真は清潔感や笑顔が伝わるものを選び、プロに撮影してもらうのがおすすめです。

次に、自己紹介文では、性格や趣味、結婚観を正直かつポジティブに表現しましょう。過剰に飾る必要はなく、自分らしさをしっかり伝えることが大切です。

自己紹介分はカウンセラーと相談し、客観的な意見も取り入れることが大事です。

カウンセラーとのコミュニケーション

結婚相談所では、カウンセラーとの密なコミュニケーションが成婚率を高める鍵となります。

カウンセラーは豊富な経験を持つプロですので、自分の希望や悩みを正直に相談し、アドバイスを活かすことが大切です。

特に、相手選びに迷った際やお見合いでの印象などをフィードバックし合うことで、より効果的なサポートが受けられます。お互いに信頼関係を築き、積極的にコミュニケーションを取ることが成婚への近道です。

結婚相談所を選ぶ時は、カウンセラーとのコミュニケーションについても事前に確認しておくと良いですね。

積極的なアプローチの重要性

成婚率を上げるためには、受け身の姿勢ではなく、積極的に活動することが不可欠です。

例えば、お見合いの申し込みを躊躇せず行い、まずは会ってみるという姿勢が重要です。 また、会話の中で自分の気持ちを前向きに素直に伝えることや、相手に対して興味を持って接する姿勢も、良い関係を築くために重要なポイントです。

積極的な行動がチャンスを広げ、成婚に繋がりますよ。

コミュニケーションやアプローチが苦手な方は、相談所によってはコミュニケーション方法のサポートがあったり、ウェブラーニングや講座を開催していたりする所もあります。

そのような付加サービスを受けるのも自分を磨くポイントの1つになりますね。

4. 人気の結婚相談所の成婚率比較

大手結婚相談所の成婚率

大手結婚相談所は、成婚率が高い傾向があると言われています。 大手の結婚相談所は平均して20%~30%の成婚率と言われていますが、成婚率を公表していない相談所も多く、実態は不明です。

大手の結婚相談所は会員数も多いですが、小さい相談所でも会員のネットワークを持っている所は大手の相談所と同じかそれ以上の会員と出会えるパターンもあります。

大手相談所は対面の店舗を持っていることが多いので、対面でサポートを受けたいかも1つの指標とすると良いでしょう。

オンライン型 vs. 対面型結婚相談所の比較

オンライン型結婚相談所は、低コストで手軽に始められる一方、サービスの質が相談所によって大きく異なるようです。

オンライン型は、自分のペースで活動できる自己管理型でコストの安い相談所もあれば、オンラインであっても専任のカウンセラーが二人三脚でサポートしてくれるタイプの相談所もあり、自分に合ったサービスを選ぶことが重要です。

一方、対面型はカウンセラーによるサポートが強力で、マッチングからフォローアップまできめ細やかなサービスが期待できます。

対面型は結婚に向けて確実なサポートを求める方に向いていますが、近くに店舗がないと相談に行くこと自体が億劫になってしまったり、活動が進まなくなってしまうパターンもあります。

対面型、オンライン型どちらが合っているかわからない方は、まずは無料相談を受けてみるのも良いですね。

5. 婚活を成功させるポイント

自分の希望条件の整理

婚活を成功させるには、まず自分の希望条件を明確に整理することが重要です。

いつまでに結婚したいのか、どのような結婚生活を送りたいのかを明確にした上で、相談所のカウンセラーに相談してみると良いでしょう。

年齢や性格、価値観、ライフスタイルなど、相手に求める条件を具体的にリストアップしておくと、無駄な出会いを避け、理想に近い相手と出会いやすくなりますが、条件を厳しくしすぎると、出会いの幅が狭まるため、妥協できる点と譲れない点を明確に区別しておくことが大切です。

なぜ結婚したいのかをしっかりと内省できている人は、迷いなく婚活を進めていけるでしょう。

無理のない婚活スケジュールの立て方

婚活を進める中で、無理のないスケジュールを立てることもポイントです。

仕事やプライベートの時間を確保しつつ、月に何人とお見合いするといった具体的な目標を設定し、しっかりとスケジューリングして活動していきましょう。無理をしすぎると婚活に疲れてしまうため、あらかじめ自分のペースに合わせた計画を立て、カウンセラーと相談しながら前向きにリラックスしながら活動を続けることが成婚への道を開くでしょう。

客観的な意見を取り入れて自分を磨くこと

婚活を成功させるためには、自分の魅力を磨いていくことも必要となります。

自分のレベルアップの場だと思って、カウンセラーの客観的な意見を素直に取り入れて、行動できる人は婚活を成功させられる人が多いです。

ありのままの自分を出すことも大事ですし、努力すべき所は変化させていく柔軟性を持って、前向きに取り組むことが重要です。

いかがでしたでしょうか。

結婚相談所を利用した際は、一般的な出会いに比べて成婚率は高い傾向にあります。

結婚したいと思っている人は、結婚相談所を適切に利用することで早期に結婚できるでしょう。 前向きな気持ちで婚活に取り組んでみてくださいね。

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    監修者紹介

    山田 陵

    株式会社いろもの
    代表取締役

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    新卒で事業会社に入社し、最年少マネージャーとして事業を牽引。5年間でオンライン/オフライン買取事業の運営、採用・教育の推進、マーケティング責任者、EC事業責任者など多岐にわたる分野を経験。売上高を5億円から74億円へと成長させた実績を持つ。その後、結婚相談所での勤務を経て独立し、株式会社いろものを設立。

    現在は、晩婚化や少子化といった社会課題の解決をテーマに、オンライン結婚相談所サービス「naco-do」を運営。婚活に関するセミナーやイベントの企画・運営、企業向けのコーチング講座なども精力的に展開している。

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