結婚相談所で詐欺に遭う可能性は?
結婚相談所は厳格な本人確認を行っており、詐欺リスクはかなり低いとされています。とはいえ、残念ながら悪質業者や悪意ある会員がゼロとは言えません。
結婚相談所で詐欺は起きにくい構造
- 厳格な本人確認&連盟ルール
- 大手連盟加盟の相談所は書類提出や面談を義務付け、詐欺まがい行為に気付きやすい。
- 月1回以上のカウンセラー面談があるところも多く、不自然な動きがあれば早期発見が可能。
どんな詐欺が多い?
金銭目的・投資勧誘の実態
- 投資案件や副業勧誘
- 「稼げる投資」「安定利益が見込める」と勧誘し、多額振込を要求
- 一旦振り込むと連絡が途絶え、被害回収が難しくなる
- 高額商品・ローン契約
- 「結婚準備の一環」「家族のため」と言葉巧みに高価な保険、教材などを売りつける
- クレジットローンを組まされる
こうした詐欺に巻き込まれる原因として、「結婚」というキーワードが相手を盲信させてしまう点が大きいです。「焦り・期待からつい信用しすぎて被害に遭う」と言われていますので、怪しい話があれば冷静に判断しましょう。
悪徳結婚相談所の実態
結婚相談所自体が、悪徳事業者である可能性も0ではありません。
- 虚偽広告・不当な料金
- 「成婚率80%以上」「登録会員10万人超!」など根拠不明の数字を掲げ、入会してみると実体が全く違う
- 高額オプションを次々に追加し、最終的に数十万円~100万円超えの請求になる
- クレーム対応が不透明
- 何か疑わしい点があっても問い合わせ先が不明瞭、あるいは一切対応してくれない
- トラブルが起きても「こちらの問題ではない」と責任を放棄される
こうした業者に当たってしまうと、詐欺まがいの行為を見過ごすリスクも高まるため、無料相談や口コミ評価で事前に評判を確認することが重要です。
安心して利用するためには、連盟に加盟している相談所であるか・書類確認があるか・カウンセラー体制はどうかなどをチェックし、悪徳業者の罠を回避しましょう。
詐欺の手口とは?
「高額商品購入」や「ローン契約」
- 保険・投資教材などの押し売り
- 「夫婦で将来に備えよう」と100万円以上の教材購入をさせられる
- 結婚を控えた人は“家族のため”と一歩踏み込んだ提案を断りづらい心理が働くため、詐欺師にとって格好の餌食になりやすいようです
- ローン組ませ→相手失踪
- 「将来のために大きな買い物を」と言われ、高額ローン契約に同意してしまう。数日後に連絡が取れなくなるパターン
- ローンを組む際には必ず相談所カウンセラーに一言声をかけるべきです
SNSで親密感を高めた後、一気に振込依頼する事例
- 短期で“恋愛モード”に引き込み
- 「この人なら…」と思わせる甘い言葉、将来の夢を語り合うなどで親密度を急上昇させる。
- 急な金銭トラブル告白
- 病気の親が手術費用に困っている、借金取りに追われている…など、同情を誘う理由を提示。
- 振り込んだ瞬間に相手がブロックや退会してしまい、被害回収は困難という流れが典型例のよう。
少しでも違和感があれば早めにカウンセラーへ相談するのが被害を防ぐ近道です。
安心して利用するための相談所選びと安全対策
大手連盟に加盟している相談所を選ぶ
悪質な相談所に加入してしまわないよう、大手連盟に加入している結婚相談所を選びましょう。
IBJなど大手連盟では、入会審査や本人確認を徹底し、悪質業者や詐欺会員が入り込みにくい仕組みになっています。
連盟内でのトラブル報告システムがあり、もし詐欺的行為が疑われれば連盟が調査に動くこともあります。
怪しいことがあればすぐカウンセラーに相談
結婚相談所で出会った人から、不自然な金銭要求や高額商品勧誘があった場合はすぐにカウンセラーに報告しましょう。
過去類似ケースとの照合や相手会員への注意喚起など、トラブルを未然に防げます。
また、連絡先交換や会うタイミングなど、相談所ルールを守らずに個人情報や金銭を求める人も赤信号です。
総じて、「少しでも違和感があれば、まずはカウンセラーに話す」という姿勢が肝心です。
まとめ
結婚相談所は、厳格な書類確認やカウンセラーサポートによって詐欺リスクを抑える仕組みがあり、詐欺は起きにくいと言えるでしょう。
しかし、“絶対安全”とはいえないのも事実です。
数十万円の高額商品を買わされて泣き寝入りした被害や、SNSで親密感を高めて数百万円を振り込ませた例が報告されています。
しかし、大手連盟加盟の相談所を選び、怪しいと思ったらすぐカウンセラーに相談することで、そうした不正行為を早期に発見・回避できる確率は格段に上がります。
「この人なら大丈夫」と盲信せず、疑問を感じたら勇気を出してプロに頼ることが、詐欺を避ける最善策。
結婚は人生の大きなイベントだからこそ、安心できる仕組みを使いこなし、あなたらしい婚活を進めていきましょう。