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結婚相談所のからくりとは?実態を徹底解説

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結婚相談所の仕組みと「からくり」と言われる理由

結婚相談所は連盟や独自システムを活用し、登録会員同士との出会いから結婚へと導くサービスですが、その数値や実態には“一見わかりにくい”からくりが潜んでいます。

その内の1つに、全体会員のうち2割程度が休会中やプロフィール更新がない状態にある場合もあるようで、「会員数=実際に活動している人数」ではないのが実情のようです。

また、複数連盟に加盟している相談所が会員数を合算しているケースもあり、「○万人」と聞こえは豪華でも、アクティブ検索結果はその半分以下といった例が珍しくありません。こうした背景から、入会後に「思ったより出会いが少ない…」となる人もいるのです。

会員数○万人規模は本当?

「○万人規模」を広告する結婚相談所の裏には、以下の要因が挙げられます。

  1. 複数連盟・他相談所とのデータ共有
    • IBJやBIUなど複数の連盟に同時加盟していると、会員数が“足し算”で増える。
    • その中には重複登録の会員や、休止状態のアカウントも含まれる。
  2. 都市部と地方の温度差
    • 首都圏では実際に○万人規模のアクティブ会員が存在していても、地方では検索してみると数十名~数百名ほどという差が出ることも。
    • 同じ連盟に所属していても、地域によって出会いの幅が異なるため、「全国○万人」イコール「あなたの地域で○万人」ではない点に留意が必要。

年齢層・男女比のカラクリ:実際のデータと乖離はあるのか

  • 年齢層の偏り
    • 広告で「30代が多数」とうたう相談所でも、実は40代・50代の登録が多かったり、20代はほぼいないなど、実態と宣伝にギャップがあるケースがある。
    • 特に30代女性が少ない地域や、逆に30代男性が不足している地域など、偏りが強いエリアも存在する。
  • 男女比の実態
    • 「男女比はほぼ1:1」と宣伝される一方、実際に活動している(お見合い候補に上がってくる)男女比を見ると実態は違うという場合もある。
    • 地域や時期によっても変動が大きいよう。

こうしたデータと実態の乖離は、ネガティブに捉えられることが多いですが、裏を返せば「自分に合った相談所をしっかり選べば、理想の相手と効率的に出会える」可能性もあります。無料カウンセリングなどで、気になる地域・条件の候補者数を具体的に確認し、数字と自分の理想がマッチするかを見極めることが大切です。

結婚相談所_おすすめ_婚活未来診断

「見えない」費用構造と成婚率のカラクリ

結婚相談所は「短期間で理想の相手と出会える」とされる一方、実際に支払う費用や掲げられる成婚率の数字には、注意すべき“見えない”部分があります。入会時の見積もりと最終的な支出が大きく異なったり、成婚率の計算方法にトリックが潜んでいたりするため、具体的な内訳と実情を知っておくことが大切です。

年間30~50万円の内訳を試算

入会金・登録料 (約10万~20万円)

  • プロフィール登録やシステム利用の初期費用。写真撮影費用が別途かかる場合もあり、合計で20万円超に上るケースも。初期費用は相談所によって価格の開きがあるようです。

月会費 (1万~2万円×12ヶ月=12万~24万円)

  • カウンセラーサポートやデータベース利用料として発生。半年以内に成婚すれば安く済むが、何年もかかると想定外の出費に。

成婚料 (約10万~20万円)

  • 成婚退会時に支払う成功報酬です。成婚できると大きな金額が一気にかかります。ただし、成婚料は無料としている相談所もあります。

費用対策としてできること

  • 複数社比較: 入会前に2~3社ほど無料カウンセリングを受け、具体的な総額見積もりを取る。
  • キャンペーン利用: 写真撮影無料や、入会金オフなどの時期を狙う。
  • 月会費が安いプラン: 成婚料が高い代わりに月会費が低い“成功報酬型”プランなど、自分のタイプに合わせて検討する。

成婚率50%前後は本当?数字の実情

なぜ数字が高く見えるのか

  1. 計算式の問題
    • 成婚率の計算方法は相談所によって異なります。相談所によっては、成婚者を退会者で割ったり成婚率を高く見せる実態も存在するようです。
  2. 中途退会者や休会者
    • 登録はしたがアクティブに活動していない層が分母から外れ、成婚に至った会員の割合が高めに表示される場合があります。

数字に惑わされないための行動ステップ

  • 年代・地域別の成婚率を確認: 自分の属性に近い層がどれくらいの成婚実績を持っているか相談所に質問する。
  • 実際に短期成婚した人の例を聞く: カウンセラーに事例を紹介してもらい、自分の条件と比較しやすくする。
  • “お試し検索”で会員数を確認: 一部相談所では、無料で希望条件に合う会員数をざっくり検索できるサービスがあり、成婚率と会員状況を併せてチェック可能です。

他の婚活手段と比べた費用対効果

結婚相談所の費用は高いと思われがちですが、実際には婚活アプリやパーティー、自力婚活を複合的に使い続けても、トータルコストや時間・労力がかさむことが多々あります。結婚相談所は確かに高いが、短期で確実に結果を出せる可能性が高い分、費用対効果も悪くないという意見も根強いようです。

婚活アプリ、パーティーとの比較

  • 婚活アプリ
    • 費用:月2,000~5,000円(1年で2~6万円)+デート代
    • メリット:24時間好きなときに利用可能、幅広い世代や地域の人と出会える
    • デメリット:真剣度のバラつき、プロによるサポートなし
  • 婚活パーティー
    • 費用:1回5,000円前後(年間5~6万円想定)
    • メリット:短時間で複数人と対面でき、フィーリングを掴みやすい
    • デメリット:自己責任で連絡、デート誘導。継続コストは意外とかさむ

比較検討のコツ

  1. 活動期間の見通し:1~2年長期になるなら、月会費や参加費を積算してみる。
  2. サポートの必要性:自分一人で進めるのが得意か、第三者のフォロー(カウンセラー)が欲しいか。
  3. 結婚までの期間:より短期間で結婚したいなら、相談所が効率的な場合が多い。

自力婚活より早く結果が出る人の特徴

自力婚活では「お金がかからない」メリットがありますが、出会いの質・数・婚活意欲など不確定要素が多く、2~3年以上成果なし…という例も珍しくありません。一方で、結婚相談所を利用すると半年~1年で成婚に至る人も。

  1. 明確な目標と強い結婚意欲
    • 「来年中に結婚」「30代のうちに子どもを」といった具体的ビジョンを持ち、そのためにお金と時間を投資できる。
  2. カウンセラーと二人三脚
    • プロフィール作成やお見合い調整、デート後のフィードバックなどを積極活用。
    • 自力婚活にはない第三者視点でのアドバイスがモチベーションや改善速度を上げる。
  3. 費用対効果を自分なりに計算
    • 年間30~50万円をかけて1年で成婚すれば、長期的な負担を抑えられる。
    • 長期間アプリやパーティーを続けるコストを比較し、「相談所のほうが早く安く済む」という考え方も。

行動アドバイス

  • 無料カウンセリング:興味のある相談所は複数回り、金額シミュレーションや成婚実績の話を聞いて、納得できるか確認。
  • アプリ&パーティーとの併用検討:最初はアプリで様子見し、合わなければ相談所に切り替えるなど、併用でコストと時間を調整。
  • 短期集中の覚悟:相談所を活用すると決めたら、半年~1年で集中して動く方が結果的に費用が抑えられ、成婚へ近づきやすい。

まとめ

結婚相談所には、会員数や成婚率の“からくり”が存在し、費用も年間30~50万円かかるといわれます。しかし、半年~1年の短期集中で結果を出せれば、アプリやパーティーをダラダラ続けるよりコスパが高い、という意見もあります。

一方、婚活アプリや自力婚活に向いている人もおり、必ずしも相談所がベストとは限りません。大切なのは、自分の条件・性格・期限・予算を見極め、そのうえで最適な手段を選ぶこと。もし結婚相談所を選ぶなら、無料カウンセリングで会員数や成婚実績を質問し、「本当に自分に合った出会いがあるのか」確認しましょう。

「結婚相談所は高い」と感じるか、「時短で理想の相手を得られ、結果的に安い」と見るかはあなた次第。数字や広告文句を鵜呑みにせず、からくりを知ったうえで賢く婚活を進めれば、理想の結婚へ近づくはずです。

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    監修者紹介

    山田 陵

    株式会社いろもの
    代表取締役

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    新卒で事業会社に入社し、最年少マネージャーとして事業を牽引。5年間でオンライン/オフライン買取事業の運営、採用・教育の推進、マーケティング責任者、EC事業責任者など多岐にわたる分野を経験。売上高を5億円から74億円へと成長させた実績を持つ。その後、結婚相談所での勤務を経て独立し、株式会社いろものを設立。

    現在は、晩婚化や少子化といった社会課題の解決をテーマに、オンライン結婚相談所サービス「naco-do」を運営。婚活に関するセミナーやイベントの企画・運営、企業向けのコーチング講座なども精力的に展開している。

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